不合格からのリベンジ!2⃣ 日商簿記3級 帳簿編 資格のお部屋①

資格のお部屋
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日商簿記3級帳簿編 学習6日目

6日目は第15章CASE90からCASE97まで進みます。

第15章 帳簿への記入

本試験では第2問(配点20点)で勘定記入、補助簿、空欄補充の中から2題出題されます。

CASE90 仕訳張と総勘定元張 p.190

日々仕訳をしたら総勘定元帳に記入します。これを転記といいます。

4月1日  株式100円をを発行し、現金を受け取った。

4月10日  A社より200円の商品を仕入れ、現金100円を支払い残りは掛けとした場合

4/1 の仕訳  (現金)100 (資本金)100

4/10の仕訳  (仕入)200 (現金)100

             (買掛金)100

現金 現金が借方、貸方かで相手勘定をその場所に記入(仕訳と逆)

摘要仕丁
(頁)
借方摘要仕丁貸方
4/1資本金11004/10仕入1100

買掛金

摘要仕丁借方摘要仕丁貸方
4/10仕入1100

資本金

摘要仕丁借方摘要仕丁貸方
4/1現金1100

仕入 

重要

相手科目が複数のときは諸口とする

摘要仕丁借方摘要仕丁貸方
4/10諸口1200

CASE91 現金出納帳と当座預金出納帳 p.194

現金出納帳は入金と出金の明細を記録する帳簿です。

CASE90の場合

摘要収入支出残高
4/1前月繰越500500
4/1株式発行100600
4/10仕入100500
次月繰越500
600600
5/1 前月繰越 500500

当座預金出納帳は当座預金の出し入れの明細を記録する帳簿です。

摘要小切手
番号
預入引出借/貸残高
6/1 前月繰越 100100
5売掛金回収200300
10買掛金支払001100200
15家賃支払い002100100
次月繰越100
7/1 前月繰越 100100

CASE92 小口現金出納帳 p.196

小口現金の使用記録の帳簿を小口現金元帳という

週、月はじめに補給する場合

受入
(補給額)
摘要支払旅費
交通費
消耗品費雑費
10004/1小口現金
受入
2電車代200200
3コピー
用紙代
300300
4お菓子代100100
5バス代150150
合計750350300100
5次週繰越250
10001000
2508前週繰越
7508本日補給

週、月末に補給する場合

受入摘要支払 旅費
交通費
消耗品費 雑費
合計750
7505本日補給
5次週繰越1000
17501750
10008前週繰越

CASE93 仕入張と買掛金張 p.198

商品の仕入れに関する明細を記録する帳簿が仕入帳

仕入先別に買掛金の明細を記録する帳簿が買掛金元帳(仕入先元帳)

9/5  A社より写真立て10個(20円)を仕入れ、現金で支払った。

9/12 B社よりコーヒーカップ10個(10円)とティーポット10個(30円)を掛けで仕入れた。

9/17 B社より仕入れたコーヒーカップ5個を返品した。

9/30 B社の買掛金300円を現金で支払った。 

仕入帳

摘要内訳金額
9/5A社・現金
写真立て10個(20円)
200
12B社・掛け
コーヒーカップ10個(10円)
ティーポット10個(30円)
100
300
400
17B社・掛け返品
コーヒーカップ5個(10円)
50
30総仕入高600
30仕入戻し高50
30純仕入高550

買掛金元帳 

        B社

摘要借方貸方借/貸金額
9/1前月繰越300300
12掛け仕入れ400700
17返品50650
30買掛金支払300350
次月繰越350
700700
10/1前月繰越350350

CASE94 売上帳と売掛金元帳 p.200

商品の売上の明細を記録する帳簿が売上帳

得意先別に売掛金の明細を記録する帳簿が売掛金元帳(得意先元帳)

10/7  A社にコーヒーカップ20個(18円)と花瓶10個(30円)を掛けで売り上げた。

10/15 B社にティーポット10個(50円)で売り上げ現金で受け取った。

10/20 A社に掛けで売り上げた花瓶1個(30円)が返品された。

10/31 A社の売掛金700円を現金で回収した

売上張

摘要内訳金額
10/7A社・掛け
コーヒーカップ20個(18円)
花瓶10個(30円)
360
300
660
15B社・現金
ティーポット10個
500
20A社・掛け返品
花瓶1個(30円)
30
31総売上高1160
売上戻り高30
純売上高1130

売掛金元帳  A社

摘要借方貸方借/貸残高
10/1前月繰越700700
7掛け売上6601360
20返品301330
31売掛金回収700630
次月繰越630
13601360
11/1前月繰越630630

CASE95 商品有高帳 p.202

商品の仕入れや売上のつど、数量単価金額を記録して在庫を管理するための帳簿が商品有高帳

11/1  前月繰越10個(10円)

5    仕入20個(13円)

12   売上15個(22円)

18   仕入15個(16円)

24  売上18個(25円) 

先入先出法

日付摘要受入
数量
受入
単価
受入
金額
払出
数量
払出
単価
払出
金額
数量単価金額
11/1前月繰越10101001010100
5仕入20132601010100
2013260
12売上1010100
513651513195
18仕入15162401513195
1516240
24売上1513195
316481216192
30次月繰越1216192
4560045600
12/1前月繰越12161921216192

移動平均法

日付摘要受入
数量
受入
単価
受入
金額
払出
数量
払出
単価
払出
金額
数量単価金額
11/1前月繰越10101001010100
5仕入20132603012360
12売上15121801512180
18仕入15162403014420
24売上18142521214168
30次月繰越1214168
4560045600
12/1前月繰越12141681214168

払出欄の金額は売り上げた商品の売上原価となります。実際に売り上げた総額の売上高から売上原価を引いたものが利益(売上総利益)となります。

売上高-売上原価=売上総利益

CASE96 受取手形記入帳と支払手形記入帳 p206

テキストP.206

受取手形の明細を記録する帳簿が受取手形記入帳

手形
種類
手形
番号
摘要支払人振出人
裏書人
振出日満期日支払
場所
手形
金額
てん末
10/3約手12売上A社A社10/312/3北東
銀行
20012/3入金

支払手形の明細を記録する帳簿が支払手形記入帳

手形
種類
手形
番号
摘要受取人振出人
裏書人
振出日満期日支払
場所
手形
金額
てん末
10/9約手31仕入A社当社10/912/9東西
銀行
40012/9支払

CASE97 帳簿のまとめ p.209

仕訳帳と総勘定元帳は必ず作成する帳簿で主要簿という

それ以外を補助簿という

さらに補助記入帳補助元帳に分けられる

今日はここまで!!慣れるまで問題演習で正確に覚えましょう

日商簿記3級帳簿編 学習7日目

7日目は第16章CASE98から第17章CASE105まで進みます。

第16章 試算表

CASE98 試算表の作成 p.212

月末や期末において仕訳や転記が正しくされているかどうか確認するために試算表を用います。試算表には合計試算表残高試算表合計残高試算表があります。

例 合計試算表の作成

総勘定元帳の勘定口座ごとに借方合計と貸方合計を集計していきます。

現金の借方合計が350、貸方合計が110なら下記のように記入する。合計が一致しなければ仕訳か転記にミスがあるという事になります。

借方合計勘定科目貸方合計
350現金110
320売掛金150
120買掛金250
資本金150
繰越利益剰余金100
売上200
180仕入10
970合計970

例 残高試算表の作成

現金の借方合計が350、貸方合計が110なら借方と貸方を差し引いた額(残高)を記入します。

350-110で借方240になります。

同じく 合計が一致しなければ仕訳か転記にミスがあるという事になります。

借方残高勘定科目貸方残高
240現金
170売掛金
買掛金130
資本金150
繰越利益剰余金100
売上200
170仕入
580合計580

例 合計残高試算表の作成

合計試算表と残高試算表を合わせた試算表です。

借方残高借方合計勘定科目貸方合計残高合計
240350現金110
170320売掛金150
120買掛金250130
資本金150150
繰越利益剰余金100100
売上200200
170180仕入10
580970合計970580

第17章 伝票と仕訳日計表、証ひょう

CASE99 三伝票制 p.220

入金伝票(入金取引を記入)、出金伝票(出金取引を記入)振替伝票(入金取引にも出金伝票にも該当しない取引を記入)この3つを記入する方法を三伝票制という。

CASE100 入金伝票の起票 p.222

10月10日に自社は売掛金100円を現金で受け取った場合

仕訳:(現金)100  (売掛金)100

入金伝票10月10日

科 目金 額
売掛金100

CASE101  出金伝票 p.223

10月9日に自社は、買掛金100円を現金で支払った場合

仕訳:(買掛金)100  (現金)100

出金伝票10月9日

科目金額
買掛金100

CASE102 振替伝票 p.224

10月12日自社は商品100円を売り上げ、代金は掛けとした場合

仕訳:(売掛金)100  (売上)100

振替伝票10月12日

借方科目金額貸方科目金額
売掛金100売上100

CASE103 一部現金取引 p.225

一部現金取引の伝票は1.取引を分解する方法2.同時に2つの取引を行ったとする方法がある

10月19日自社は、商品100円を仕入れ、代金のうち60円を現金、残金を掛けとした場合

仕訳:(仕入)100  (現金)60

          (買掛金)40

1. 取引を分解する方法

仕訳: (仕入)60  (現金)60

    (仕入)40  (買掛金)40

出金伝票10月19日

科目金額
仕入60

振替伝票10月19日

借方科目金額貸方科目金額
仕入40買掛金40

2. 同時に2つの取引を行ったとする方法

商品100円を掛けで仕入れた後、すぐに買掛金60円を現金で支払った場合として処理

仕訳:  (仕入)100  (買掛金)100

    (買掛金)60  (現金)60

振替伝票10月19日

借方科目金額貸方科目金額
仕入100買掛金100

出金伝票10月19日

科目金額
買掛金60

CASE104 仕訳日計表 p.228

伝票に記入した1日分の取引を集計する表を仕訳日計表という

5月1日の伝票

入金伝票NO101
売掛金(A社)200
出金伝票NO201
買掛金(B社)100
入金伝票NO102
貸付金350
出金伝票NO202
貸付金150
振替伝票NO301
仕入150
買掛金(甲社)150
振替伝票NO304
売掛金(A社)400
売上400
振替伝票 NO307
受取手形120
売掛金(B社)120
振替伝票 NO302
仕入250
買掛金(乙社)250
振替伝票 NO305
売掛金(B社)300
売上300
振替伝票 NO308
買掛金(乙社)110
支払手形110
振替伝票 NO303
買掛金(乙社)10
仕入10
振替伝票 NO306
売上20
売掛金(A社))20

これらの伝票を仕訳すると

入金伝票

NO101 (現金)200  (売掛金A)200

NO102 (現金)350  (貸付金)350

出金伝票

NO201 (買掛金乙)100  (現金)100

NO202 (貸付金)150  (現金)150

振替伝票

NO301 (仕入)150  (買掛金甲)150

NO302 (仕入)250  (買掛金乙)250

NO303 (買掛金乙)10  (仕入)10

NO304 (売掛金A)400  (売上)400

NO305 (売掛金B)300  (売上)300

NO306 (売上)20  (売掛金A)20

NO307 (受取手形)120  (売掛金B)120

NO308 (買掛金乙)110  (支払手形)110

仕訳日計表5月1日   21ページ

借方元丁勘定科目 元丁 貸方
550現金250
120受取手形
700売掛金340
150貸付金350
支払手形110
220買掛金400
20売上700
400仕入10
2160合計2160

仕訳日計表から総勘定元帳へ転記

総勘定元帳(現金)の場合

摘要欄は仕訳日計表とかく

摘要元丁借方貸方借/貸残高
5/1前月繰越900900
仕訳日計表215501450
2501200

得意先元帳(売掛金元帳)や仕入先元帳(買掛金元帳)の場合は会社毎となるので伝票から直接記入します。

摘要欄は伝票と伝票番号をかく

CASE105 証ひょうからの記帳 p.233

納品書や請求書、領収書など取引の事実を表す書類を証ひょうという

下記の請求書をAより受け取った場合

品物数量単価金額
コーヒーカップ(10個入)203006000
マグカップ(10個入)202004000
消費税1000
9月30日までに
お振込みください。
合計11000

   (仕入)10000  (買掛金)11000

(仮払消費税)1000

となる。

証ひょうはいくつかあるので問題を解きながら覚えていきます。

以上で帳簿編終了となります。つぎはいよいよ決算編です。

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