白樺派の文豪志賀直哉が随筆「奈良」のなかで奈良にうまいものなしと記述されている。これは彼が生きていた昭和初期の話であり今は違う。
現在の奈良には数多くの旨い店があることを知ってもらうとともに旅行者おすすめな旨い店を紹介するブログでございます。
第1回目は奈良市南紀寺にあるネパールキッチン「 クマリ 」を紹介したいと思います。
ネパールキッチン クマリ
紹介するクマリはインドカレーのカテゴリーの中でも常に上位の評価を得ており、いわゆる間違いない店であることをこれから証明していきましょう。
JR奈良駅、近鉄奈良から奈良交通の天理方面のバス（51,82系統）に乗車、南方町バス亭徒歩3分の場所にあり、目印としては「酒のやまや」の向かえ辺りを目指せば見えてきます。
駐車場もありますのでレンタカーで行っても安心ですね。そんなに広いわけではないので駐車する際には他の車両に注意してください。
ビール199円は破格ですね。車を運転される方は絶対に注文しないでください。
どうやらお店の名前「クマリ」とはネパールの生きた女神様の名前のようです。馴染みがあるのは写真右側のガネーシャですがクマリは初めて知りました。カトマンズ盆地に古くから住むネワール人の少女たちから選ばれる生き神だそうです。世界は広いですね。
メニュー
ランチメニューは御覧の通り1,000円前後のラインナップ。ナン・ライスは1回まで無料です。辛さも5段階から選べます。今回はタンドリーチキンや生春巻きが付いたアジアンセット964円を注文しました。チキンカレーやキーマカレー、野菜カレーなどカレーの種類もたくさんあたくさん。
チキンカレーで辛さは激辛、ドリンクはチャイを選びます。
実食
まずスープとサラダがでてまいります。スープは生姜風味のエスニックなスープでサラダのチリソースは辛みを抑えたマイルドな味で美味しいです。
こちらがランチタイムおすすめのアジアンセットです。器からはみ出るとても大きなナンは甘みがあってもっちりとしています。注文を受けてから焼いているので熱々です。生春巻きは日本人好みでさっぱりとしていてスイートチリソースによく合います。タンドリーチキンはミントが混ざった特製タレをつけて食べます。香辛料に漬け込んだチキンはスパイシーで香ばしく本当に美味しいです。
チキンカレーは辛さの中にもコクがあってマイルドな味です。甘みのあるナンとの相性は抜群です。鶏肉もたくさん入ってます。ネパールでチキンカレーといえば日本でいうおふくろの味だそうでポピュラーな料理なんだそうです。インドカレーとの大きな違いはニンニクを多用している点です。
しかし、このボリューム満点なランチが1,000円前後で食べられるとはとてもお値打ちです。
食後のチャイです。生姜のパウダーが本格的なチャイであることの証明です。シナモン味のチャイで心も体もリラックスする事でしょう。
「ネパールキッチン クマリ」の人気の理由は本格的なネパール料理を日本人の好みに合わせマイルドにしているところです。辛いのが苦手なお子様やお年寄りに受け入れられる、まさにおふくろの味といったところなのではないでしょうか。
奈良に来られて食事にお困りの際は是非このクマリをおすすめしたいと思います。
期待を裏切らないネパール料理が奈良観光の良い思い出の一つになること間違いなしです!!
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